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大手企業が「社員食堂」に注力する理由とは?

目的別解決策
2025.07.08

    就活生が職場に求める要素は「コミュニケーション」

    企業が日々の業務を円滑に進めるためには、社員間のコミュニケーションはなくてはならないもの。

    社員交流の有り無しは、組織全体の雰囲気だけでなく、業績そのものへの影響も決して少なくありません。

    実は、同じことが就活生の企業選びにも当てはまります。就活生を対象としたアンケート『働きたい組織の特徴(2025年卒)』によれば、「A.コミュニケーションが密で、一体感を求められる」または「B.コミュニケーションは希薄で、個人の自由に任せる」のいずれを支持するかの回答で、「A・計」77.4%に対し、「B・計」22.6%と、Aを支持する就活生が多いという結果が出ています。

    このことより、「コミュニケーションが密で、一体感を求められる」ことを支持する傾向が見られます。

     

    最新データでも確認される就活生の意識変化

    最新の「マイナビ 2025年卒大学生就職意識調査」によると、学生の就職観で最多となったのは「楽しく働きたい」(38.9%)で、「個人の生活と仕事を両立させたい」(24.5%)も前年比1.7ポイント増加しています。

    企業選択のポイントでは「安定している会社」が49.9%で6年連続最多となっており、働きやすい職場環境への関心の高さが表れています。

    また、行きたくない会社として「ノルマがきつそうな会社」(38.9%)が最多となる中、「転勤の多い会社」も30.3%で初めて3割を超えており、ワークライフバランスを重視し、職場での人間関係を含めた働きやすさを求める傾向が強まっています。

    実際の職場で目立つ「信頼関係への不安」

    転職・離職との関連性が明らかに

    最新の転職動向調査によると、2024年7〜9月の転職者は346万人(前年同期比21万人増)となり、転職者比率は5.1%と前年同期から0.3ポイント上昇しています。

    特に注目すべきは、マイナビの「中途採用状況調査2025年版」で明らかになった「やっぱり離職」の実態です。

    企業が離職リスクを懸念しつつも採用した人材が、結局離職となってしまうケースを多くの採用担当者が経験しており、コミュニケーション不足による職場定着の課題が浮き彫りになっています。

    また、HR総研の「社内コミュニケーションに関するアンケート2024」では、課題の関係性として「部門間」が1位となっており、組織内コミュニケーションの改善が企業の重要課題となっていることが確認されています。

    大手企業が「社員食堂」に注力する理由とは?

    あの手この手でコミュニケーションを活発化

    社員間のコミュニケーションを活発化させるためには、まずは「同じ空間」を共有することが大前提となります。

    近年、多くの企業で「部内朝礼」「社内部活」「交流イベント」といった取り組みがなされているのも、そうした問題意識の表れだと言えるでしょう。

    また「社内SNS」のように、バーチャルな空間を共有するという施策を行っている企業も見受けられます。

    社員交流の場としての「社食」

    ここ数年、大手企業が社員食堂の拡充を図る取り組みが目立っているのも、同様の流れによるものだと考えられます。

    通常であればサラリーマンのランチは一人、もしくは同じ部署で仲の良い数人というレギュラーメンバーに限定されがちで、社内交流の視点からはやや広がりに欠けたものになってしまうもの。

    しかし社員が一堂に集う「社食」であれば、偶然隣り合わせた人や、席を探していて目が合った人など、普段はあまり交流のない同僚とも会話のきっかけが生まれやすくなります。

    つまり現代の社員食堂は、単なる「昼食のためだけの空間」ではなく、「社員の交流場所」としての価値が見直されていると言えるのではないでしょうか。

    社員寮をコミュニケーションの観点で考える

    社員寮はまさに「公私のバランス」が取れた空間

    その意味では、確かに社員食堂は「自然と公私のバランスが取れる機会」を作り出す空間になり得るでしょう。

    では、他にそのような可能性がある空間を企業が取り入れることはできるのでしょうか。

    ここで選択肢として浮かび上がってくるのが、社員寮です。

    「社員が時間と空間を共有できる」「業務スペースではない」「プライベートな部分も適度にある」など、ここまでに論じてきた社員間のコミュニケーションを活発化するための要素が、見事に揃った施設だといえます。

    交流機会を生み出す社員寮ドーミー

    充実した共用設備が入居者の交流を生む

    ただし社員寮と一言でいっても、その実情は様々です。例えば共用スペースがあまり存在せず、

    入居者が寮内でのほとんどの時間を自室で過ごすようなタイプの社員寮の場合は、活発なコミュニケーションを促すのは難しいものがあるでしょう。

    その点、弊社の『ドーミー』は、大浴場や談話スペース、ランドリールーム、食堂、キッチンコーナーなど、機能面でも満足いただける共用設備が充実しています。

    プライベートな部分はしっかりと確保しつつ、他の入居者と日々の暮らしを共にすることで、相互理解と信頼関係の構築を図る――単なる「社員のための住居」ではなく、コミュニケーションスペースとしての社員寮の活用を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


    参照元

    マイナビキャリアリサーチLab「2025年卒大学生就職意識調査」

    リクルートキャリア 就職みらい研究所

    総務省 労働力調査(詳細集計)2024年(令和6年)

    マイナビキャリアリサーチLab 中途採用状況調査2025年版(2024年実績)

    HR総研「社内コミュニケーション」に関するアンケート2024結果報告

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